会社破産手続きと同時に鮮やかな復活を遂げるプロジェクト手記

破産手続きに至るまでのありえない経緯と新たなチャレンジをリアルタイムで紹介

プロローグ①~事件のにおい~

早速困りますた。

 

意気揚々とブログはじめたものの・・・

 

リアルな情報を発信するとか言ってるのに、
個人情報保護とか秘密保持とか、あんまり考えてなんだ。

 

さすがド素人!

 

個人の話で済む範囲ならエエけど、企業活動の話やから
ちょっと工夫しないといけないな・・・

 

 

 

ま、えっか。

 

 

 

運用で解決するわ。

 

さて、それでは、前回の続きを。

 

プロローグ①~事件のにおい~

 

前回はザクッと書いたけど、これからは、もう少し細かなところを
記載したいと思う。

 

「事件」と書いたけど、これには色々と理由があって、
ウチの倒産は、X銀行(メインバンク)による謀略という疑惑がある。

 

実際に、当時、相談した金融機関、コンサルタント
企業経営者、全部で50人は超えてると思うけど、全員が口をそろえて

 

「こんな酷い貸しはがしは聞いたことがない」

 

と言っていた。

 

全員ね。

 

中には、「超」がつく一流の法律事務所、専門家も含まれてる。

 

「企業殺人」とまで言う人もおった。

 

何故、全員がそういうのか?

 

簡単に説明すると、当時の事業概況(3期分)は、こんなカンジ。

 

  • 資本金 1億
  • 売上 15~30億
  • 従業員 35~40名
  • 経常利益 5000万~1億程度
  • 債務 2億

 

多少、知識がある人が見れば、一目瞭然。

 

債務はたった2億

 

参考までに経営指標の一つに「借入金対月商比」というものがある。

借入金の目安について(参考)

 

これに照らし合わせると、あと十数億は借り入れがあって
はじめて「危険」と見なされることになる。

 

 

 

・・・少ないでしょ?

 

 

いくらなんでも、少なくない?

 

 

 

 

だから、みんな「絵を描かれている」って言ったわけ。

 

 

事業の見通しがなかったのでは?」

 

 

と思う人もいるかもしれないけど、
ウチは、建築事業で某県下では指折りの技術を持っていて、
公共事業の実績もたくさんあった。

 

当時は、公共事業が増えることは、誰もが分かっていたし、
技術力があれば、仕事が取れることは明らかだった。

 

何故、「明らか」なのかというと、
公共事業の入札制度は、価格だけではなく、実績、技術力、etcが
加点される方式で、ウチはめっちゃ点数もってたから。

 

入札した時の打率はハンパなかったし、
取れなかった場合でも、いつも2位か3位に食い込んでいた。

 

 

実際に、事業を売却した年は、20億の仕事取れたからね。

 

 

借金は少ない、見通しは明るい、にも関わらず、
銀行は、融資を止め、事業を売却することになった・・・

 

 

これが、謀略説の理由。

 

 

実は、この説を裏付ける根拠は、まだまだある。

 

 

続きは今度紹介するけども、前置きとして
今さら、

「裁判や!」とか、「会社返せ!」とか言うつもりはない。

 

文句は書くけど・・・

 

 

結局、金を貸すか貸さないかは、銀行の自由だから、
戦っても意味ないのよね。

 

あくまで、経緯として書いてるだけ。

 

世間の中小企業経営者に、

 

「こんなこともあるんやな~」

 

くらいの情報提供ができればいい。

 

どちらかというと、これからのことが上手く転がったら、
この経験が、ドラマを盛り上げてくれるだろうと
気持ち前向きにとらえているのです。

 

 

 

今日の出来事

※状況説明が追いついていないから、とりあえずメモ程度。

 

・個人で仕事をもらっている特許調査会社の業務に従事。
 破産を進めてるので、自分の会社で仕事は受けれないから
 個人で受けてる。

 

・弁護士から連絡があって、スポンサー候補との
 協議はどないなってんねん?とお尻たたかれた。

 

・色々協力してくれている知り合いの会社があって、
 そこと共同で進めているコンサルティング事業
 案件が前向きに進んでいる。