会社破産手続きと同時に鮮やかな復活を遂げるプロジェクト手記

破産手続きに至るまでのありえない経緯と新たなチャレンジをリアルタイムで紹介

今、会社破産手続き真っ最中だけど・・・

 

そんな奴が、今、何をして、これからどうしようと考えているのか?
せっかくだし、貴重な経験だから書き残すことにする。

 

このブログは、同じように困っている人に希望を与えるとか、
破産のノウハウを教えるとか、そんなもんじゃないので、
方法論を知りたい人は、別のサイトをあたってね。

 

ブログを始めた理由は、

 

「なんとなくやってみただけ・・・」

 

あえて言うなら、近い将来、何らかの形で復活できた時に、
このリアルタイムで発信した記録を繋げていくことで
最高に生々しい物語が出来上がるかもしれないと思った。

 

ということで、
別に応援してもらおうとか励ましてもらおうとかは全く思ってないのと
個人的にあーだこーだ批判されるのは結構気にするタイプなので、
関心のない人は、空気のように扱ってね。

 

さて、それでは、現在の状況を・・・

 

と思ったけど、経緯の説明がいるか・・・

 

ややこしすぎて書き方ムズいな~。

 

ザックリ書くと、

多分わからんと思うから詳細は後日書く

 

ボクは、大阪のある建築系企業の創業家に長男として生まれ、
ゆくゆくは継ぐつもりで33歳くらいまでサラリーマンではないけど、
家業とは関係のない好きな仕事をしていた。だいたい3年前。
この時は、父が2代目として会社を経営していた。

 

会社の規模は、売上30億、従業員36名くらいだった。

 

ある日、幼少期から少しだけ面識があった会社役員から父に内緒で呼び出され、
「家の会社がエライことなってるから助けてくれ!」と
よくわからんお願いごとをされ、急遽、会社でクーデターを起こし、
父を追い出して、後を継ぐことになった。
何故追い出したのかは、また書くけど、違法というよりは、
経営者として良くない事を色々してたから。

 

これが、2013年2月の出来事。

 

 

そして、代表に着任すると同時に、銀行からの借り入れに対する
個人保証の判子をバンバン押しまくった。押すしかない状況ね。
この時、銀行の担当者は、

 

「若い社長がしっかりやってくれるなら応援するよ!」的なスタンス
だった。

 

 

 

しかーーーーし!

 

 

 

 

 

その4か月後、2013年6月に、メインバンクからの支援を打ち切られる・・・。

 

この時点で、時限爆弾が発動し、リミットは2か月弱の7月31日に
セッティングされたのである。←要は倒産するということ。

 

その後、金策に走ったものの、受けてもらえる金融機関が見つからないまま
7月31日を迎え、倒産の準備と覚悟をしていた・・・が
当日朝一で、「建築事業だけなら面倒見る」といっていた会社から
正式な返答があり、「倒産よりはマシ」という判断で、
吸収分割なる手法で事業を譲渡することになった。

 

 

その連絡から東京に向かい買収先と調印したのは、31日の14時50分。
爆発の10分前というスリリングな体験をした。

 

カッコよく言えば「M&A」なんだけど、事業の価値は1円。
でも当時は、従業員が路頭に迷わずに済んでよかったという安堵感が大きかったかな。

 

吸収分割については、こちらのサイトに詳しく書いてるから省略。

biz.moneyforward.com

 

ウチの場合は、建築事業しかなかったけど、4階建ての自社ビルを持ってたので、
無理矢理「建築事業」、「不動産管理事業」に分割して、収益性のある建築事業
売却し、従来の会社は、収入がない不動産管理事業と借金だけの抜け殻会社となった。

 

従来の会社=抜け殻会社

その社長がボク。

 

従業員は、もちろんゼロ。

 

そして、なんやかんやあって、3年が経とうとしている今。
いよいよ会社のキャッシュが尽き、精算手続きを進めることに
相成りましたので、何となくブログを書こうと思ったわけです。 

 

タイトルにあるように、
ボクは、破産手続きを進めながらも、次のビジョンを描き、
爆速で復活してやろうと画策している。

 

会社倒産の最終責任は、もちろん現代表のボクなんだけど、
前経営者をはじめ、利害関係者個人の欲がドロドロにうごめいて
張り裂けそうな状態をつくったのは僕ではない。

 

何が言いたいかというと・・・

 

自分でチャレンジし、創造した事業で失敗した訳ではない!

 

ここ重要。

 

まだまだ、やり残し感があるわけですよ。

 

家業は承継して、その中で新しいこと、やりたい事を
やろうと思ってたけど、何も出来ないまま会社(事業)取られたし・・・

 

だから、37歳でこんな苦い経験をしたからといって、サラリーマンを
やろうとも思っていないし、破産というペナルティを抱えるかもしれないけど、
経営者としてゼロから1を生み出すことに強い興味を持ち続けている。

 

そして、このブログで、そのチャレンジを生々しく発信することで、
事業承継問題とか、債務保証とか、起業家創出とか、
御国が抱えている課題の本質的なところ、あるべき姿を
自らが実験台になってお見せしようとも思っているのデス。

 

恥ずかしながら初めてのブログとあって、
文調が定まっていないけど、多分慣れるから 辛抱ください。

 

とりあえず、メモ書き程度に現在の状況

 

2016/5/6時点の状況

 

・負債総額 約2億(金利 約1.4%)

 

・保有資産 ①敷地100坪、へんぴな場所にある老朽化した40年モノの自社ビル

      ②30坪程度の同じく老朽化した戸建て住宅1軒

      ①+②で大体1.2億くらいの資産価値

 

・債権者 (公庫、X銀行、信用保証協会)

 

・従業員 0人(代表の自分だけ)

 

・この4月から銀行に対する利息・元本の支払いを停止し、 
 某法律事務所をエージェントにつけて、債権者との交渉開始。

 

・国が定めた経営者保証のガイドラインを使って、個人保証を
 引っぺがそうと頑張っているところ。

 

・あるエンジェル投資家と新事業の企画を進めているけど、
 まだまだ初期段階。